◆ 猫に危険な植物

ムギちゃん

(アイリス)
花の部分に含まれるイリダール型トリテルペノイドという化合物が腹痛や吐き気、下痢などをひきおこします。

(アザレア)
危険な部分は葉と蜜から作られる蜂蜜です。その中に含まれるグラヤノトキシンと呼ばれる毒素で嘔吐・痙攣をおこし、死にいたることもあります。

(アジサイ)
アジサイには青酸産生性のグリコシドが含まれています。
青酸(シアン化水素酸)は猛毒で嘔吐、痙攣をおこします。昏睡状態になり、死にいたる場合もあります。

(アロエ)
アロエの樹液に含まれるバーバロインで下痢をおこします。

(杏・桃・桜・リンゴの種)
種の中の仁に含まれるアミグダリンが消化菅の中で加水分解し、青酸(シアン化水素酸)をつくります。青酸は猛毒で嘔吐、痙攣をおこします。
昏睡状態になり、死にいたる場合もあります。

(イエロージャスミン)
植物全体に含まれるゲルセミンが原因で運動失調や食べ物を飲み込むことが困難になります。ひどい場合は死にいたる場合があります。

(カラー、フィロデンドロン)
葉に含まれるシュウ酸カルシウムの結晶や、たんぱく質分解酵素が口内炎をおこし、皮膚に触れた場合は皮膚炎になります。
ひどい場合は痙攣をおこし、腎臓機能が停止してしまい、死にいたる場合があります。

(極楽鳥花)
種に含まれるタンニンが嘔吐や下痢をひきおこします。

(スズラン)
スズランはユリ科の植物で猫には有害です。(ネギもユリ科)
有害成分は強心配糖体、コンバラリン、コンバラトキシン。心臓に対して毒性があります。

(西洋キョウチクトウ)
地中海原産の常緑性低木で、葉は堅い濃緑色です。枝を切ったときの白い乳液に強心配糖体、ネリオシド、オレアンドロシド、オレアンドリンなどが含まれ、心臓に対して毒性があります。
この植物はとても毒性が強く危険です。

(デージー、マーガレット)
花粉を除いた植物全体にミニテルペンラクトンという物質含まれいます。葉の汁が直接皮膚に触れると炎症をおこし赤くなります。
口にした場合は嘔吐することもあります。

(プリムラ類)
葉と茎に含まれる刺激性物質が、皮膚炎、口内炎をひきおこします。
また、胃腸障害をひきおこす可能性もあり、嘔吐や下痢になる場合があります。

(ポインセチア)
葉と茎に含まれる複合テンペルが原因で、嘔吐や下痢をおこします。
症状は一般的に軽く、生命に危険をおよぼすことはありません。

(ポトス)
植物全体にシュウ酸カルシウムの結晶や、タンパク質分解酵素が含まれています。症状はカラーやフィロデンドロン同じで、口内炎・皮膚に触れた場合は皮膚炎になります。ひどい場合は痙攣をおこし、腎臓機能が停止してしまい、死にいたる場合があります。




 ◆ 猫とユリ科の植物

猫にタマネギが危険というのをご存知の方は多いと思います。または、ネギ類は動物に危険ということを認識している方も多いと思います。
では猫にユリ科の植物は危険ということを知っているでしょうか。

猫に危険な食品にも書いていますが、ユリ科の植物は動物にとって死にいたる可能性がある中毒症状をひきおこします。
よく知られているタマネギ中毒は、ネギに類に含まれるアリルプロピルジスルフィドという物質が、赤血球を破壊し、溶血性貧血をおこします。
このアリルプロピルジスルフィドという物質は熱に強いため、加熱してもその効力は落ちません。そのため、ハンバーグや味噌汁の残り・すき焼きの残り汁などを食べてタマネギ中毒になり、病院へ運ばれるケースが多いそうです。また、猫の場合は腎臓に致命的なダメージがあり、急性腎不全の症状が見られた場合、かなり予後が悪い場合が多いです。

ネギ類はユリ科の植物で、他のユリ科の植物も同じことがいえます。
ニンニクもユリ科の植物ですが、ニンニクは極少量であれば免疫を強化する働きがあり、健康維持になります。(※我が家ではガーリック・サプリメントを使用しています。)ユリ科の植物は植物・食品を含めると300以上の種類がありますが、代表的なものをあげるので参考にして下さい。

玉葱・長葱・浅葱・ニンニク・ニラ・らっきょう・ワケギ・のびるなどの野菜。
テッポウユリ・オニユリ・コオニユリ・鹿の子百合・キスゲ 
(この5種類はユリの花の中で猛毒とされています)
カサブランカ・イースターリリーなどのハイブリット系のユリ。
アスパラガス(観葉植物の)・アマリリス・アロエ・イヌサフラン・クリスマスベル・水仙・スズラン。
チューリップ・ヒヤシンス・彼岸花・蘭。
(※チューリップや水仙、アマリリスは球根が中毒症状をおこします。)

植物で猫に中毒症状をひきおこすものは多いですが、強い毒性をもつものから、それほど危険性が高くないものまで様々です。お花や観葉植物を飾る時、猫に手づくりご飯を作るときには気をつけて下さい。

ユリ科と並んで心配なナス科の植物(ナス・ジャガイモ・トマトなど。)は、手づくりご飯を作る時は必ず火を通すこと
ナス科の植物にはソラニンという物質が未熟果実に含まれており、生で食べると嘔吐や下痢をひきおこし、元気がなくなったりします。嘔吐が続くようなら病院へ。



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